永井の建築訪問記-Vol.8-
おばんです。設計部の永井です。
朝食にオールドチョコファッションを食べることにハマって早半年です。
建築訪問記第8回です。
今日は、仙台は青葉区八幡、「曲線」という仙台随一のブックカフェをご紹介します。
東北大学病院の前の大通りをさらに北西へ少し歩くと、「くまと文鳥」というカフェがあります。
そこからもう少し歩くと、足元にこんな看板が現れます。
むむ、もう少しのぞいてみると…
素敵な看板と、奥の黒い建物へ小道がのびています。
ここを歩いていくと…
古民家を回収した素敵な本屋さんと、適度にほったらかしのお庭が迎えてくれます。
写真を撮りまくる現代っ子は後輩たちです。曲線さんすいません。
元は住宅であったので、間取りは平屋の住宅そのものです。
土間と小上がりの空間に分かれ、合わせて本も小説と専門誌に分かれています。
モードな曲調のCDなんかも売られていますし、珈琲や自家製のジュースなんかも頂けます。
窓辺の小上がりも、とても居心地がいいです。
古材が丁寧に使われている床や、庭に向けた大きな木製はき出し窓。そして茶色によく合う淡い青緑の勾配天井、そして天井の高かった土間空間からパッと、低めのヒューマンスケールに変わるなど、設計として参考になるインスピレーションが多かったです。
ただ、「居心地がいい」ではなく、「なぜ居心地がいいのか」を考えるなど、その空間に立ってみて感じることを分析するのが、建築訪問では大事なことだと思っています。
曲線のオーナーのSさんは、せんだいメディアテーク一階の書店の、書籍のセレクトもされている方です。ぜひ、そちらにも足を運ばれてみてください。
おばんでした。