永井のおすすめデザイン手帳 vol.1 - アサヒアレックス東日本仙台本社

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永井のおすすめデザイン手帳 vol.1

 

おばんです。

設計部の永井です。

 

これまでの建築紹介の連載をストップして、

新しいトピックを始めたいと思います。

 

住宅設計をしている中で、

なかなか良し悪しをお伝えするのが難しい、

ちょっとコアだけど、

おすすめのデザイン手法を

ご紹介したいと思います。

 

間取りを考える上での参考に、

よりプラスになればと思います。

 

簡潔に言わせて頂くと、

「いい感じの雰囲気」を作るのに、

使えるテクニック、

というお話です。

 

というわけで第一回は

「吹抜け」です。

 

吹抜けについて、

皆さんはどのような

イメージをお持ちでしょうか?

 

 

弊社でも、吹抜けを採用される

お客様の割合はかなり高いです。

 

吹抜けをせっかく作るならば!!

ぜひ念頭に置いてほしいポイントを3つ。

 

せっかくなら、

①広くおおらかに取る!

 

②リビング階段(特に

ストリップ階段)との相性はバツグン!

 

③2階ホール(または書斎)を、

ぜひ吹抜けと一緒に!

 

順に説明させて頂きます。

そもそも、吹抜けを取るメリットは

大きく2つあると考えています。

 

それは「日差しを取り入れる」ことと

「空間を広々と感じられること」です。

 

まず吹抜けを広くとること。

これは上記のメリットを

大きく底上げします。

 

吹抜けがあると、

単に直射日光が大きく差すだけでなく、

室内の明るさには

「反射」も影響しますから、

吹抜けによる明るさの変化には、

面積が大きく影響します。

 

例えば3帖と6帖とでは、

空間の質は大きく違いが出る、

ということです。

 

次に、ストリップ階段です。

ストリップ階段とは、

いわゆる段と段の間に板がない

スケルトンの階段のことを言います。

 

これは単に視線が抜けるだけでなく、

日差しなどの灯りも

抜けていってくれるので、

日差しを取ることを目的とした吹抜けの

メリットを妨げることがありません。

 

むしろ、

吹抜けにアクセントを

加えてくれるような存在です。

吹抜けとともにあるストリップ階段は、

さながら「消える魔球」のようなものです。

(ちょっと違うかも…)

 

さて、

3つ目の2階にホールを設けることですが、

これは面積を大きく

とってしまうため難しさもあります。

 

しかし、

階段を上ってすぐに

部屋や仕切り壁があり、

こまごまとした動線ですと、

1階は広々としていても、

2階の生活にはあまり変化がありません。

 

吹抜けとリビング階段を

セットにするということは、

吹抜け沿いには必ず2階廊下がくる、

ということなのです!

 

そして、

この廊下を少しでも広くすることで、

それは単なる廊下ではなく

「各部屋を繋ぐホール」へと

変化することになります。

 

そして、

このホールに入る日差しや

照明の灯りも、

吹抜けを通し1階へ届くわけです。

 

カウンターを設けるもよし、

本棚を設けるもよし、

畳の小上がりを設けるもよしです。

 

長くなってしまいましたが、

ぜひこのポイントを

頭の片隅に入れて頂いて、

施工事例を見られてみてください!

 

間取りの大事な考え方は、

部分的な取り入れではなく、

それぞれの関係性を意識した

空間を構築すること、だと思います。

 

連載を通して、

私も理解を深めたいです。

 

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