ディズニーの建築豆知識
こんにちは!
設計の三好です。
みんな大好き
東京ディズニーリゾート。
どのような工夫で
あの素敵な空間を作り出しているのか。
ディズニーの建物の工夫を
少しだけ紹介したいと思います。
【ワールドバザール】
まずは入園して最初に
足を運ぶワールドバザール
視界の抜けた先に
シンデレラ城が見えて素敵ですよね。
シンデレラ城まで歩くと
そんなに遠くないのに
すごく遠く見えますよね。
それは、
ワールドバザールの道を
工夫しているから。
実はシンデレラ城に向かうほど、
道が少しづつ狭くなっているんです。
目の錯覚を利用したもので
ワールドバザールの道が長く見え
シンデレラ城が遠くに見えるように
工夫されているんです。
【タワーオブテラー】
タワーオブテラーの高さは
59mになっています。
なぜこんな中途半端な
高さになっているか、、、
それは
航空法51条 航空障害灯です。
地表又は水面より60m以上の
高さの物件は航空障害灯の設置が
必要になってしまう。
タワーオブテラーが赤く
ピカピカ光ってたら雰囲気
壊れてしまいますよね。
飛行機の突撃の恐れがなく、
ディズニーの雰囲気を守れる
最大の高さの設計なんです。
それに60mを超えると
建築基準法第20条
第1項1号の構造計算
時刻歴応答解析の
大臣認定が必要になります。
他にもディズニーの
スピーカーの設置の仕方
ぱっと見わからないですよね。
上手に壁に溶けこんでいます。
隠れミッキーを探すより
難しいです。
ディズニーランドで
現実的な部分を見るのはどうかと思いますが
住宅以外の建築を見るのも
たのしいですよ。
ぜひみなさんも
隠れスピーカーを
探してみてください。