経年劣化or経年美化
経年劣化という言葉があるように、
多くのものは使い始めが最も美しく、
月日が経つにつれて劣化していきます。
無垢木杯は3年、5年、10年と
年月の経過に伴い
歴史を刻んだ表情が
味わい深くなってきます。
無垢木材の経年変化において
美しい色の変化があげられます。
10年間まったく同じ色をしている無垢木材は
ひとつとしてありません。
無垢木材は樹種ごとに
異なる色味の変化を経て
風合いが増していきます。
削り立ての無垢木材は
淡い色をしていたり、
色むらが現れたり、
どことなく初々しい
表情が特徴的です。
しかし、
それはある一定の期間までです。
なぜなら無垢木材(特に無垢床材)は
使い込むほどに表面が研磨され、
自然なツヤが生まれてきます。
外壁や軒天に張った無垢木材、
床に張った無垢床材、
年月と共に色や風合いが
変化してきます。
それは決して経年劣化ではなく、
私たちは経年美化と呼んでいます。
菅原