熱の貯金と借金
こんにちは!
設計の三好です。
今回は
熱の貯金と借金について
話していきます。
住宅の勉強をしていると
南に窓を多く設けて、
東西北は窓を少なくした方が
いいって良く聞きますよね。
なぜ南がいいのか
根拠を説明してみたいと思います。
仮で窓サイズや仕様は
南はU値0.92、η値0.42
東はU値0.89、η値0.32
サイズは16011(窓面積1.76㎡)
南の日射量は355wh/㎡
東の日射量は166wh/㎡
外気温1.8度
室内温度20度と設定します。
窓に当たる日射量
南:1.76*355=324.8W
東:1.76*166=292.1W
日射熱取得量
南:624.8*0.42=262.4wh
東:292.1*0.32=93.4wh
窓から逃げる熱
南:1.76*18.2*0.92=29.4W
東:1.76*18.2*0.89=28.5W
1日の熱の貯金
南:262.4*10時間-29.4*24時間=1918.4wh
東:93.4*10時間-28.5*24時間=250wh
仙台市の1月で計算して
この結果ですが
他の地域で東側で
計算すると熱の借金に
なることもあります。
いまのは窓1ヶ所の南と
東の比較ですが
家全体で計算すると
東西の熱量の差は
どんどん大きくなっていきます。
無料で使える太陽熱、
窓を整えて
快適に生活できるように
していきましょう。