どう違う!?ZEH住宅と、ドイツパッシブハウス認定住宅の違いを大解説!
皆さま、こんにちは!
既にご見学の方も
いらっしゃるかもしれませんが、
ついに!!
ドイツ【パッシブハウス】認定の
申請予定物件の
見学会が始まりました!!
【パッシブハウス】とは、
冷暖房負荷が各15kwh/m2以下
一次エネルギー消費量が120kwh/m2以下
気密性能として50Paの加圧時の漏気回数0.6回以下
という、
非常に厳しい基準を
クリアした住宅のことです。
建物の性能だけでなく、
日射取得を邪魔するもの
(近隣の建物や大きな木、
緯度経度、土地の標高など)も含め、
土地選びから気を配らないと、
建築することができません。
しかし、
耳慣れない言葉に、
ハテナ?マークが浮かぶ方も
たくさんいらっしゃるのでは
ないでしょうか?
そんな方のために、
一般的に「高性能である」と言われる、
【ZEH住宅】と比較してみることにしました。
①考え方の違い
【ZEH住宅】が
「エネルギー収支(電気代がゼロ円)」
を目的とした家
であるのに比べ
【パッシブハウス】は
「エネルギー効率(消費エネルギーが少ない)」を
目的としています。
【ZEH住宅】では、
太陽光パネルの搭載が必須ですが、
【パッシブハウス】では
パネルの搭載は必ずしも必要ではありません。
【ZEH住宅】は
どれだけエネルギーを消費しても
太陽光パネルで生まれた
エネルギーの量が多ければOK!
(発電した電気の量を、
使う電気からマイナスして考える)
【パッシブハウス】はそもそも、
使用するエネルギーが少なければ
太陽光パネルなしでも
認定を受けることができます。
そのため、
例えば何らかの災害が起こり、
長い期間、停電に見舞われた地域で
【ZEH住宅】は太陽光パネルの電力で
空調機械(エアコンなど)を動かし
室内を不快でない温度に保ちますが
【パッシブハウス】は
冬に関してはエアコンに頼らず
日射の取得や高い保温性などで
快適性を保つことができます。
【ZEH住宅】の断熱性能が
仙台でUA値0.60w/㎡・k
であるのに対し、
【パッシブハウス】の基準を満たす住宅は
東北に建築されたものを例にとると
大体UA値0.20前後です。
世の中的に、
ZEH レベル
(仙台でUA値0.60)
あるいは
ZEHプラス レベル
(仙台でUA値0.40)
が、高性能な住宅と
言われていますが、
この性能の住宅だと
場合によっては冷気を感じる住宅も
多々見られます。
これは、
単に断熱性(UA値)の問題だけでなく
日射取得や、窓配置、空間のデザインにも
大きく左右されます。
省エネに関しては、やはり、
「我慢」をベースに検討することも
多々あります。
良いお家に住みたいと考えるなら
【パッシブハウス】を建てることが
重要なのではなく、
住宅の温熱環境や、
エネルギー効率を
上手に検討してもらえることが
とても重要です。
皆さまが家づくりを依頼する会社が
過去、どんな家を建てて来たかを
しっかり見極める必要が
あると思います。
皆さまが良い家を建てられるよう
このブログでも、
しっかりサポートしていきますよ~
営業の飯塚でした!