🌞 「冬は暖かい」はもう当たり前。これからは「夏の快適さ」で選ぶ時代へ
家づくりをお考えの皆さま、こんにちは!
最近では「高性能住宅」という言葉を耳にする機会が増えました。
多くの住宅会社が「UA値〇〇」「HEAT20 G2相当」など、
冬の暖かさや断熱性能の高さをアピールしています。
しかし──
「夏の快適性」について、しっかりと語っている会社は、
意外と少ないのが現状です。
実は、断熱性の高い家ほど、
夏の熱を外へ逃がしにくくなる傾向があります。
そこに近年の気候変動による猛暑・暖秋が加わり、
秋まで「冷房が必要な季節」になりつつあります。
だからこそ、今こそ注目したいのが、
2025年7月15日にHEAT20から提案された「G-A・G-B水準」です。
HEAT20の新提案「G-A」「G-B」水準とは?
2025年7月15日、HEAT20は夏期・中間期における冷房の負荷削減を目的として、
新たに「G-A」「G-B」という2つの性能水準を発表しました。
- G-A水準:冷房負荷30%削減
- G-B水準:冷房負荷40%削減
この削減率は、平成28年省エネ基準に適合した標準的な住宅と比べたもの。
しかも、家じゅうを連続的に冷やす“全館連続冷房モード”を前提としています。
暑さに効くのは“断熱材”より“建築力”
G-A・G-B水準を達成するには、ただ断熱材を厚くするだけでは足りません。
ポイントは、「建築力」です。
例えば…
- 南面の窓を庇(ひさし)で日射遮蔽する
- 東西面の開口部をコンパクトに設計する
- アウターシェードや植栽を活用する
- 外気を取り入れる通風設計を行う
- 高性能ガラスで日射熱をカットする
こうした工夫で、冷房設備に頼らずに夏も快適に過ごせる家が実現します。
「G2-B」「G3-A」など通年性能の“見える化”が進む
これまでHEAT20では、冬の性能としてG1・G2・G3という水準がありました。
今回の提案により、夏期性能との組み合わせで通年性能を見える化できるようになったのです。
たとえば…
- 冬G2 × 夏G-B → G2-B
- 冬G3 × 夏G-A → G3-A
これにより、「一年を通して快適な家かどうか」が一目で伝わります。
“夏の快適性”を、ぜひ体感してください
断熱性能だけでは語れない、本当の快適さ。
特に、暑さの厳しい東北エリアでは、
遮熱・通風・冷房負荷の工夫が重要になってきます。
弊社では、日射の取得と遮蔽を取り入れた住宅設計を実践しています。
しっかりと“夏の性能”まで考えられた住まいは、
弊社の見学会でご体感いただけます。
「夏に強い家ってこういうことか…」
きっとそんな発見があるはずです。
まとめ
- 夏の快適性は、これからの家づくりに欠かせない視点
- HEAT20が提案したG-A(30%削減)・G-B(40%削減)
- 断熱+建築設計(建築力)で快適な住まいを実現
- G2-B、G3-Aなど通年性能の見える化が進行中
- 実際に体感できる見学会を開催中
住まいの性能は、冬だけではありません。
これからは“夏にも強い家”こそが、本当の高性能住宅です。
見学会の詳細やご相談は、お気軽にお問い合わせください🌿