気密と換気の重要性!?
皆さん、こんにちは!
新入社員の青山です!
前回は気密性能について書きましたが
今回は気密性能と
密接に関係している換気についても
書いていこうと思います。
そもそも換気の目的とは
室内の空気を清潔に保ち
人と家の健康を維持することが目的です。
いくら換気システムが高性能でも
気密性能が低ければ適切な
換気をすることができません!
気密性能が低い家
(ZEH基準等級4,5レベル)では
隙間からフィルターを通らない外気が入り込み、
またその隙間から室内の
清潔な空気も出ていきます。
どの家でも家を建てる際、
換気設計を行います。
高気密の家では設計通りに空気が流れ、
換気システムのメンテナンスさえしていれば
換気不足になる事はありません。
一方で気密の取れていない家では、
「中性帯」という暖かい空気と
冷たい空気の境界線
ができます。
中性帯より上では
外に出ようとする力が働きます。
本来、給気口から入った空気は
対面の排気口に汚れた空気とともに
排出されるのが通常です。
しかし、中性帯ができている住宅の場合
入ってきた空気が対面の排気口へ
行かず近くの隙間や排気口から排出されるため
空気の出入りがあっても
換気不足に陥る可能性があります。
また隙間から勝手に換気されてしまう為
換気経路がめちゃくちゃになり
24時間換気が機能しません。
すき間が多い家の場合だと
結露でカビが発生した箇所を通った外気が入り
床の隙間から床下にたまったホコリごと
入ってくることもあります。
このようなすき間風に含まれる汚れが原因で
シックハウス症候群やアレルギーを
発症してしまう人もいます。
気密性能を高めることで
適切な換気計画を行う事ができ
人と家の健康を維持する事が
可能になります。
このように気密性能と換気は
密接に関係しており
どちらかだけがよくても
本来の力は発揮できないのです。
高性能住宅を検討する際
性能面においてはセットで
考える事が重要になります。
次回はお家の断熱性能の鍵をにぎる窓について
お話したいと思います。