ラーメン詣出、私なりの美しい食べ方 - アサヒアレックス東日本仙台本社

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ラーメン詣出、私なりの美しい食べ方

 

ラーメンが好きです。

…いや、「好き」という言葉では足りません。

 

宮城には美味しいラーメンがとにかく多く、

ランキング常連の「だし廊」、岩沼の「麺組」ののれん分け「玄龍」、

名取の「いぶし」や「杉のや」。最近の推しは「麺屋58」。

行くたびに、なぜか神社に参拝している気分になります。

 

箸を手にする前に、

「本日はお日柄もよく、ありがとうございます」

という気持ちでスープをいただくのです。

 

今日は、そんな私の「ラーメン詣で」のお作法をご紹介します。

※完全に私の主観です。無視してもラーメンは美味しく食べられます。

 

1. 入店前にメニューを決める

券売機の前で迷うと、後ろの人に謎の圧をかけられます。

ラーメン屋の券売機前は、

なぜか一流アスリート並みの集中力を要求してくるのです。

初回はお店の得意ラーメンか、醤油。

変わり種は二回目以降。

「初回から変わり種」は、

婚活初デートでいきなり持病の有無を聞くようなものです(?)。

 

2. 開店少し前に到着

人気店は並ぶのが当たり前ですが、何時間も並ぶのは避けたい。

並び疲れて「まずは水を…いや、もう帰って寝たい」モードになると、

せっかくの一杯が台無しです。

 

3. まずはスープ

スープは情報の塊。

「魚介が来たな…あ、後から動物系…」と、味の交差点を楽しみます。

胡椒や辛味噌は、この時点では封印。

これは紳士が「手袋を外して素手で握手する」的な儀礼です。

 

 

4. 麺タイム

今どきはストレート麺が多いですが、私は黄色い縮れ麺派。

ちょっと平たいタイプだと、心の中でガッツポーズ。

麺を持ち上げた瞬間の湯気は、だいたい幸せの匂いがします。

 

5. 具タイム

チャーシューの部位、メンマの歯ごたえ、刻み玉ねぎのシャキ感…。

特に紫玉ねぎのみじん切りは、食感の神。

「食感フェチ」というジャンルがあれば、私はもはや末期です。

 

 

6. 替え玉チャレンジ

替え玉専用に味付けされている麺、

初めて食べたときは「天才か…?」と震えました。

お店によっては最初と替え玉で麺が違う場合もあり、もう「第2部開演」です。

 

7. 残りスープに酢を足す

中華そばのスープがさっぱり変身します。

たまに「これは…やめておけばよかったな」という結果もありますが、

そこはロマンです。

 

 

8. 食器をまとめる

器をまとめるのは、お店の方へのお礼みたいなもの。

余裕があれば、ティッシュでテーブルをサッと拭く。

立つ鳥、後を濁さず。

 

9. 流れる雲のごとく退店

名残惜しいけど、長居はしない。

「ごちそうさまでした」に加えて、「美味しかったです!」と一言。

次の一杯への期待が、すでにふくらみ始めています。

 

まとめ

ラーメンは、ただの食事ではなくイベントです。

準備から退店まで、一連の流れがひとつの儀式。

そして今日もまた、宮城のどこかで、

暖簾をくぐるのです。